August 2022

2022年8月

2022年8月11日

3年進学コース Eクラス 探究活動発表会 開催

 8月11日(山の日)、3年Eクラスの4名が、3年間取り組んできた探究活動の成果を飯田駅前のムトスプラザで発表しました。3回目を迎えるこの発表会ですが、校外での発表は今回が初めてです。会場は、コロナ対策のため収容定員を本来の半分(60名)にして実施しましたが、保護者や地域住民の方々など定員ギリギリの58名の参加がありました。

 Eクラスの探究活動は、学年の枠を越え、少人数制のゼミ形式で取り組むのが特徴です。1年次〜2年次前半は、様々な活動にチャレンジして視野を広げ、2年次後半からは、ひとりひとりがテーマを設定し、自身の興味を掘り下げていきます。

 今回発表した4名のテーマは次の通りです。
●熊谷 朋華 さん   味知の世界 - 味覚・視覚・嗅覚の関係を探る -
●小林 桃実 さん   男性×スカート - ジェンダーレス社会を目指して -
●澤栁 みのり さん   小さな世界都市をめざして - 飯田市と多文化共生 -
●宮下 咲良 さん   シードル知っとる? - シードルから考える地域ブランド -
 
 熊谷さんは、人間の味覚について発表。飯田下伊那地域の湧水は天竜川を境に水源が異なるため硬度が異なることや、かき氷のシロップを用いて、味覚は視覚や嗅覚に影響されることを検証する実験を紹介しました。
 小林さんは、「なぜ、男性はスカートを履かないのか?」という素朴な疑問から、日本をはじめSDGsの17の目標の中で最も解決できていない項目「ジェンダー平等を実現しよう」に注目し、ジェンダーレスファッションの提案を通して、男性・女性という性差を大切にしつつも違いを理解し合える社会の実現を訴えました。
 澤栁さんは、市内の外国人に取材し、特に教育面や公共サービスの課題を指摘しました。特に、外国籍の児童・生徒の困り感に注目し、義務教育の現場では飯田市によるサポートが充実しているが、高校では現場任せになっている現状を指摘し、飯田市だけでなく全国的な課題としてアメリカニューヨーク州の事例を挙げて解決策を提案しました。
 宮下さんは、3年間に渡り地元の特産物(りんご)を使った「シードル」について探究してきた成果を発表しました。シードルそのものの魅力に加え、造り手の想いやりんごが実る南信州の豊かな風土を付加価値として紹介。シードルを使った地域活性化に向けた取り組みを提案しました。

 最後に、飯田市長より感想をいただきました。どの発表も聞き応えがあり、参加者からは感心の声が上がりました。今後は、これらの取り組みを活かして大学入試に挑みます。頑張れ!

2022年8月10日

飯女と地元企業とを「つなぐ」ガイダンスVOL.10

 8月10日に飯女と地元企業とを「つなぐ」ガイダンスが行われました。記念すべき(?)10回目は、昨年度に引き続き、健和会病院様にご協力頂き、10職種のお話を伺う医療職集中ガイダンスを行いました。
 昨年度同様、【看護師、介護士、管理栄養士、医療事務、放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士、薬剤師、リハビリ】に従事されている方のお話に加え、今年は【医療ソーシャルワーカー】の方のお話もお伺いすることができました。

 感染症の拡大状況を踏まえ、ガイダンスはZoomを用いたリモートで行われました。対面ではない、ということで生徒たちは戸惑うかな、と心配でしたが、お話を伺いながら真剣にメモを取ったり、カメラの前まで出て行って質問したりする積極的な姿が見られ一安心するとともに、ニューノーマルを生きる生徒たちの逞しい姿に嬉しくなりました。
 どの職種の方も、事前にお送りした質問事項等に触れながら、丁寧に日頃のお仕事の内容等をご説明下さいました。漠然と「医療職に就きたい」「病院で働きたい」と思っていた生徒たちにとって、複数の職種の業務内容をお聞きし、比較できることは今後のキャリア形成に置いて、大変貴重な機会となったことと思います。

 コロナ禍ということもあり、本当にお忙しい中、貴重なお時間を頂きました健和会病院様、講師の五十嵐様、牧内様、斎藤様、長谷部様、小倉様、石川様、佐々木様、篠田様、桃原様、宮島様(順不同)、学生担当の代田様、誠にありがとうございました!

2022年8月9日

信州大学入試研究会を開催しました。

生徒1〜3年生25名、保護者7名、教員6名が参加しました。

長野県唯一の国立大学である信州大学の入試を、信学会・信州予備学校の外山郁薫(とやま いくまさ)先生を講師にお招きし、最新の入試情報をもとに徹底的に分析していただきました。

共通テストの第一解答科目、倍率、配点の説明、前期・後期の入試の特徴はもちろん、軽快な?弾丸?トークで、信州大学の特徴、学部ごとの入試の傾向や対策について沢山の情報をいただきました。

受験は情報戦です。入試情報を正しく理解して、受験に向けて準備をして行きましょう。

高校生のうちは大きい夢を持て。

スマホを持っているからって、勘違いするな。君たちが知っている世界は実に狭い。

自分がやりたい夢が可能か不可能か?そんなこと分からないから大学へ行って勉強するんだ!(by 外山)

2022年8月8日

変な大人に出会う企画Vol.14

8月8日に「変な大人に出会う企画」が行われました。
「Make a Diffence!ひと,モノ,コトとの出会いを求めて」と題し、高松真波様よりお話をお伺いしました。
現在は、千葉県で学習塾を経営されている高松様ですが、ご出身は飯田下伊那地域で、高校時代の留学体験を中心にお話をしてくださいました。

 高校時代、進学校で受験勉強に打ち込む中で「自分の高校生活はこれでいいのか」と疑問を抱き、親元から離れて外から自分を見直す機会として、留学することを決意され、高校を1年間休学、オレゴン州に留学された高松様。高校生活やホストファミリーとの生活を通して日米の文化の違いを知り(個人的に、アメリカ式のプレゼントの開封の仕方がダイナミックだ、というお話と、プロムに誘ってくれた男の子が好みじゃなかった、というお話がすごくツボでした)、またご自身は「日本を紹介する小さな大使」という自覚を持って日本舞踊や茶道、折り紙や着物などで日本文化を紹介されていた、とのことでした。
 AFSを通じて留学された高松様からは、AFSの仕組みやそのサポート、同じくAFSを通じて各国から留学してきた留学生との交流の様子もお話しいただきました。その時のメンバーとは、今でもSNSを通じて交流があるくらい、強い絆で結ばれているのだとか!今回のお話の中で「The One」というフレーズが何度も登場しました。大勢の中の一人ではなく、一人ひとりとしての関わり、出会いを大切にされている、というお話の中で、今回のタイトルでもある「Make a Difference」というフレーズが登場するハワイの民話【The Starfish】をご紹介いただきました。StarfishにとってThe childがそうであったように、「The One」としての人との出会いを大切にされたい、という高松様の想いが伝わってきました。
 「どうしようか迷った時は、まずやってみる。こちらが動くと出会いが向こうからやってくる」パワフルな高松様から贈られた言葉は、参加した生徒•教員の心に強く残ったことと思います。
 高松様、この度は誠にありがとうございました!

2022年8月2日

チアリーディングクラブ 全国大会部門2位!

7月30日~31日に、チアリーディングクラブは全国高等学校ダンスドリル選手権大会2022に出場しました。
今年度は3年ぶりに有観客で夏の大会が開催となり、また、5年ぶりに東京体育館での全国大会で、大きな会場、満員の観客の中演技をしてきました。そして、クラブ員の家族や東京へ進学したOGが応援に駆けつけてくれました!


コロナ元年で入学した選手も3年生となり、「私の青春は全然ブルーなんかじゃなかった」という大会CMがとても印象に残っております。生徒たちは、度重なる休校や活動制限の中でも、めげずに、あきらめずに、ただひたすら前を向き、練習に励んできました。まずはこの全国大会を選手全員の15人で迎えられたことが奇跡だと思っております。そして、短い練習時間でも、やりたい技を最後まであきらめずに取り組んだ選手たちを誇りに思います。

演技前は緊張からか、言葉も出ず、不安に押しつぶされそうになる選手も多くいましたが、曲が流れ演技が始まると、いつも通りの、とびきりの笑顔で会場をクーガーズ色に染めてくれました。演技はノーミスで、全員が今持っている力を出し切った納得のいくものとなりました。音響席で見ていた顧問も思わずガッツポーズ。東京まで応援に駆けつけてくれた保護者の皆様の拍手も生徒たちには届いていました。

結果は、CHEER部門2位でした。
目標としていた優勝には届きませんでしたが、まだまだ伸びしろがあるチームに今後も目が離せませんね。

たくさんの応援、サポートをいただき、ありがとうございました。

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