化学基礎 実験探究「ワインの蒸留」

化学基礎の授業では「ワインの蒸留」の実験をしました。
ワインには沸点100℃の水と沸点78.4℃のエタノール(アルコールの仲間)が含まれています。
ガスバーナーを使っておよそ80℃ぐらいまで熱すると、ワインの中のエタノールだけが沸騰します。出てきたエタノールの蒸気を「リービッヒ冷却器」という器機で冷やすと、純度の高いエタノールの液体を取り出すことができます。
この操作のことを蒸留といいます。
生徒にとっては高校生になって初めての化学の実験です。
そして、高校生になって初めてのガスバーナーデビューに生徒たちはドキドキです。
実験室から悲鳴が聞こえてきます💦
(火を扱うときは冷静に!)
一人だけでマッチからガスバーナーに火をつけて、完全燃焼の青い炎にすることが実験マスターの第一歩ですよ!
(がんばれ!!)

さて、取り出せた液体は本当にエタノールなのでしょうか・・・。
手につけるとスースーして、匂いをかぐとお酒特有の香りがします。
さらに、マッチで火を近づけると青白く燃え上がりました。
どうやら取り出せた液体はエタノールでよさそうですね。



だんだん、火の扱いに慣れてきましたね。
これから、化学基礎ではもっと難しい実験に挑戦していきます。
実験マスター目指して頑張っていきましょうね!