School Introduction
私たちの学校は、浄土真宗の教えの下、教育がなされています。大切にしている言葉のひとつに、「和顔愛語先意承問(わげんあいごせんいじょうもん)」という言葉があります。この意味は、「おだやかでやわらかな、親しみが感じられる表情と、相手を慈しみ、いたわりの言葉をもって、その人の真の願いを先に感じ取り、自らすすんで、手をさしのべていく。」というものです。
近年、さまざまな理由で核家族化が進み、その中で育った人間は稀薄で未熟な、人との関わり方しか出来なくなってきていると言われています。本校では、人と人との出遇いやかかわりを大切にしています。「私は、まわりの人のために、今、何ができるだろう。」本校の生徒と教職員は、いつもそんなことを考えながら、今、この瞬間を力の限り生きています。
平成27年春に、校舎全面改築を行いました。信州の山々の緑に囲まれた風景に溶け込んだ落ち着いた煉瓦色の新校舎です。しかし、いくら校舎が新しくなっても、本校で長年培われてきたものは変わりません。
歴代の先輩方が、毎日、教室や廊下の隅々まで丁寧に掃除を行い大切にしてきた精神を、次世代に繋ぎこの校舎を大切に使っていきたいと思います。
本校に入学した多くの生徒は、古刹(こさつ)を訪れたときに感じる、どこか懐かしい雰囲気が校舎の中に漂っていることに気づきます。
そして、ここが「私」の落ち着ける場所、「私」の居場所だと感得するのです。このような環境の中、自分らしく、素のままで過ごしながら、「この世に生まれた意義」を探し続けていきます。
学校長 有馬 乃 Osamu Arima
平成27年春に校舎を全面改築しました
建学の精神
うつくしく生きる
人生の意義を自分で見つけだすことは、むずかしいことです。けれど、私たちは、周りからかけられた願いにより活かされ、育てられていることに気づきます。
その時、「私の人生って素晴らしい」と心から思え、明るく生き生きと生きる人になれるのです。
本校は、昭和34年「新しい時代にふさわしい教養豊かな女性を、特に仏教精神をもとに育成したい」という、故高松了秀前理事長の願いによって誕生しました。以後、50年を迎える歴史の中で、16,000人をこえる卒業生が巣立ってゆき、社会の多方面で活躍しています。
授業風景
卒業式後の花道
生徒一人ひとりの個性を尊重し、一人ひとりの持つ可能性を見いだし、伸ばすために、個々の能力や目標に応じてさまざまな教育活動を行っています。
教科学習だけでなく、諸行事や生徒会活動、クラス活動、規則を守ることを通して、人との関わり方や遵法精神を学び、豊かな人間性の向上を目指しています。
クラブ活動の様子(邦楽クラブ)
クラブ活動の様子(人形劇クラブ)
本校の校章は、常緑樹である五葉の松をモチーフとして、それを2つ重ねた形になっています。
これは、一年中、青々と、生き生きと輝く松のように、嫌なことがあっても、苦しいことがあっても、生き生きと輝く生徒達の生活を象徴しています。
校章のモチーフとなっている五葉の松です。
平成18年度の卒業生が、卒業記念品として校舎の前庭に植樹をしたものです。
校舎の建て替えに伴って場所を移動しましたが、現在も成長を続けています。
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