
学校案内
School Introduction
School Introduction
わたしたちの学校は、浄土真宗の教えの下、教育がなされています。大切にしている言葉のひとつに、「和顔愛語先意承問(わげんあいごせんいじょうもん)」という言葉があります。この意味は、「おだやかでやわらかな、親しみが感じられる表情と、相手を慈しみ、いたわりの言葉をもって、その人の真の願いを先に感じ取り、自らすすんで、手をさしのべていく。」というものです。
近年、さまざまな理由で核家族化が進み、その中で育った人間は稀薄で未熟な、人との関わり方しか出来なくなってきていると言われています。本校では、人と人との出遇いやかかわりを大切にしています。「私は、まわりの人のために、今、何ができるだろう。」本校の生徒と教職員は、いつもそんなことを考えながら、今、この瞬間を力の限り生きています。
今春、校舎全面改築を行いました。信州の山々の緑に囲まれた風景に溶け込んだ落ち着いた煉瓦色の新校舎です。しかし、いくら校舎が新しくなっても、本校で長年培われてきたものは変わりません。歴代の先輩方が、毎日、教室や廊下の隅々まで丁寧に掃除を行い大切にしてきた精神を、次世代に繋ぎこの校舎を大切に使っていきたいと思います。 本校に入学した多くの生徒は、古刹(こさつ)を訪れたときに感じる、どこか懐かしい雰囲気が校舎の中に漂っていることに気づきます。そして、ここが「私」の落ち着ける場所、「私」の居場所だと感得するのです。このような環境の中、自分らしく、素のままで過ごしながら、「この世に生まれた意義」を探し続けていきます。